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歴史 マレーシアをもっと知って旅に役立てよう!

ジャワ原人と先史時代

マレーシアは、世界的に見ても、最も早く人類が出現した地域と言われていて、紀元前50万年前にはジャワ原人が現在のマレー半島近辺に存在していたと言われています。

先史時代のマレーシアには、石器文化や青銅器文化が伝わっていました。これは、中国南部やベトナムの文化的・民族的影響を受けたためといわれています。

紀元前後には都市国家が形成されはじめます。その過程でインド文化がもたらされ、マレー半島の港の中心として栄えました。

海のシルクロードと大海洋国家

3世紀には、現在のカンボジアで栄えていたフーナンという国に支配されました。7世紀半ばには、マラッカ海峡を通過する"海のシルクロード"が形成され、東西交易がさらに盛んになりました。

10世紀前後には、スリヴィジャヤ王国がマラッカ海峡貿易を基盤とする大海洋国家として繁栄します。

東西貿易で栄えたマラッカ王国

1396年、スマトラ島(現インドネシア)パレンバンの王族「パラメスワラ王子」が「マラッカ王国」の建国を宣言しました。当時はのどかな漁村だったそうですが、香辛料を中心とした東西貿易とともに急速に発展しました。1819年には、マレーシアの地理的重要性に着目したT.ラッフルズによって、近代的な港が開かれました。

マレーシア連邦成立

マレー半島先端のシンガポールは、1959年に英国から自治権を獲得し、シンガポール自治州となります。そして、1963年には、マレーシア連邦成立に伴って、その一州として参加しました。しかし、マレー人と華人との間に利害対立がおこり、他の地域との対立が激化したため、1965年8月9日にシンガポールがマレーシアから分離独立し、マレーシアは現在の姿になりました。

1988年以降、マレーシアは高い経済成長率を維持し、東南アジアの中でも先進的な地位を築いています。